碁会所:綱島囲碁サロン
住所:横浜市港北区綱島西1-7-11 みなみビル3F
場所:綱島駅西口 徒歩1分
テーブル数:28面
主な教室:藤森土曜教室
講師:藤森 稔樹
その他の講師:3名
生徒棋力:10級~2段
教室数:3教室(一週間単位)
生徒数:約30名
電話番号:045-542-8915
ホームページ:http://starnine.homepage.jp/?page_id=151
代表者:藤森 稔樹
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碁会所内風景

綱島囲碁サロン

東急線・綱島駅北口の小さな繁華街の中にあります。
室内はシンプルですが、シックな作りです。

平日の午後、席は半分ほど埋まっています。
しばらくすると、碁会所内におだやかな雰囲気を感じました。
この雰囲気、お客さんからくるのか、インテリアからくるのか?

「よく、そう言われます」と、席主の藤森さん。
藤森さん、仲間たちと一緒に2年前、15年間続けた先代からここを引き継ぎました。
その際、仲間たちと一緒に内装をフル・リフォームしてしまったそうです。

席主は藤森稔樹さん、弱冠24才、さわやかな好青年です。

藤森土曜教室は、土曜日、10:00から。
取材日、生徒さんは7名、その内二名が女性です(全般に年齢が若いです。)

初めの1時間は、3子局の解説で、黒の良い手の解説が主でした。
解説譜は、四隅で基本定石が展開された後、黒からの仕掛けが2ヶ所あり、次の狙いも残っていて黒優勢です。
生徒さんが積極的で、解説後、ほぼ全員から質問が出ていました。
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指導碁風景

休憩を挟んで、インストラクターも含めた全員指導碁。
生徒さん、すべて三子局です。

藤森さんの指導碁、石があまりくっつきません(教え方の中で、重要な点です)
黒が地に走ると白は上に行き、黒が上に行くと白は下に行きます。
対局が終わると、既定の時間がオーバーしていても、一人ひとりに全局的に見た場合の着手と、部分的な戦いの着手を検討しながら、手直しをしていました。

(取材後記)
この碁会所、神奈川県の若いプロ・アマ集団の応援が多く、イベントも多彩です。
運営は、藤森さんのほか二人のインストラクターで行っています。

藤森さん、山梨県出身で4人兄弟の末っ子。
中学生までスポーツに明け暮れていましたが、高校に入ったとき囲碁に目覚め、家にあった碁盤(裏はマジックで書いた将棋版。罰当たりですね)と、本屋さんで買ってきた囲碁入門書を頼りに囲碁の勉強を始めます。

当時たまたま、山梨県・清里に元院生の寮長が引っ越してきて、プロ棋士も遊びにきている中で知遇を得て、囲碁を教えてもらいました。
(調べた範囲では、彼、全国高校囲碁大会に、二度山梨県代表出場をしています。)

高校卒業後ご両親を説得して、囲碁を職業にしたく上京して岩田一プロ棋士(八段)の門を叩きます。
「君ね、院生は小学生ぐらいから始めるのだよ。君は高校卒業でしょ。無理です!」
しかし彼、粘りにねばって入門させてもらいます。

好きな囲碁で飯を食っていく――
プロ棋士だけが、碁打ちではない――

藤森さん、好きな職業に就けたのですから息長く頑張ってください。

お知らせ:綱島囲碁サロンは、『横浜囲碁サロン』に名称を変更しました。