日本福祉囲碁協会は、個人宅や施設への活動のほか、囲碁大会にもボランティア棋士を派遣しています。

第3回 視覚障害者囲碁大会が、6月20日、川崎市“ふれあいプラザかわさき”で行われました。
川崎市視覚障害者福祉協会と日本福祉囲碁協会の共催。
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大会風景

視覚障害者だけの、関東地区囲碁大会です。
参加者選手は29名で、主に日本点字図書館、北身館(川崎市北部身体障害者福祉会館)、筑波技術大学の所属選手です。
ボランティア棋士は、週単位で、これらの施設に出かけ視覚障害者に囲碁を普及し相手をしています。

ボランティア棋士30名が運営全般をサポートします。サポートとはいえ、事前の打ち合わせから当日の運営まで、ほぼすべて福祉囲碁協会がリードしているようです。

第一部(19路盤クラス)16名。有段者と級位者。
第二部(13路盤クラス)7名。
第三部(9路盤クラス)6名。
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着点を指し示すボランティア棋士

視障者の囲碁大会が他の大会と大きく違う点は、対局中に、ボランティア棋士が横に座り着点を読み上げ、その地点を指で示すこと。

白7の十三、ハネ、黒8の十四、ノビ・・・・
これがスムーズに行われると、対局者はストレスなしに碁を打てます。
この棋譜読み上げ、見ていても大変だと思います。

試合が終り表彰式が行われると、普段感情を表に表さない視覚障害者たちも、さすがに嬉しそう。

私が個人的に応援していたのは、北身館の新川厚美さん伸予さんご夫妻(9路盤)。
結果は、奥さんの準優勝と旦那さんの三位。
嬉しいのかな? 悔しいのかな?

次回は10月に予定されている“福祉囲碁東京大会”をお伝えします。