第12回 日-韓大学OBOG囲碁交流戦が、3月7日、大阪府吹田市のアルプス江坂囲碁センターで行われました。
この大会はホーム&アウェイ方式で行われ、今年は日本での開催です。大阪開催は2度目。
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交流会風景

今年韓国側は選手38名、随行員7名で過去最大の規模です。男性が28名、女性が10名。

12回目の交流会なので顔見知りが多く、会場のあちこちで握手をしたり抱き合ったりしています。

私も、去年ソウルで知り合った安成文(アン・ソンムン)(ソウル大)氏にご挨拶。
「いつ、大阪に入ったんですか?」
「三日前です。わが民族ゆかりの地・奈良を案内していただきました。天気もよく、百済(くだら)の匂いがしました」
「すごい選手団ですね」
「日本側の受け入れ態勢のお陰です。いつも日本の関係者には感謝しています」

金香禧(キム・ヒャンヒ)(東義科学大)氏
「38名も集まったのは、新しい会長・崔琮祐(チェ・ジョンウ)氏の人柄のせいよ。高麗大から7名も来ているのよ」

新会長・崔琮祐(チェ・ジョンウ)(高麗大)氏
「とんでもありません。円安のお陰で旅行がしやすくなったからです。そして、関西は韓国で人気がありますからね」
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金秉民七段を交えての感想戦。左が江村棋弘君、右がハム・ヨンウ君

交流試合は、午前と午後、2回に分けて行われます。

午前の試合結果は、19対19のイーブン。
「いけるじゃないか」
壁に張られた戦績表の前で、日本側選手たちから安堵の声が漏れますが・・・

吉田晃(東京大)さん、
「まずいなー」
「どうしてですか? いいじゃないですか」
「韓国はいつも後半が強いんですよ」

村上深(中央大)さん
「いやー、1回戦はなんとか勝ちましたが、相手のヨミが強くて苦労しました。筋肉の鍛え方が違うという感じです」

金秉民(キム・ピョンミン)関西棋院七段が、日本側審判長として来場しています。
「日本側、大丈夫でしょう。 強い若手を集めていますから」

午後の試合結果は、24対14で日本の勝ち。 Total43対33、日本の完勝でした。

中園清三(法政大)さん
「これで、大会を続けられます」
「どういうことですか?」
「今回で、通算3勝6敗3分けです。これ以上成績が開らかなくて良かった」

さあ、試合の後は恒例の懇親会です。
韓国選手の皆さん、試合に負けても酒で負けてはダメですよ。