JR鎌倉駅前の『鎌倉囲碁倶楽部』を訪問しましした。
場所は、駅前ロータリーの面した小町通りの赤い鳥居の左のビル3階で、”碁”の看板が見えます。
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小町通りの赤い鳥居

碁会所内は、床も壁も木の作りで、控えめながらセンスのいい造りです。
女性と子供が多いのが特徴。
二人の小学生が駆け込んできて、席に着くやバタバタと碁を並べ始めました。
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碁会所内風景

席主は、木村憲司さん。
碁会所歴は27年ですが、7年前、木村さんが引き継ぎました。
「ローカルな碁会所の典型です」とご謙遜。

鎌倉子供囲碁大会は、木村さんの発案です。
円覚寺の住職に掛け合い、会場を提供していただきました。
神奈川新聞によると、先月3回目の大会に、園児や小中学生など270名が参加したそうです。

この碁会所、フランスと交流があります。
観光で立ち寄ったフランス人が、碁を打っていったのがきっかけで交流が生まれたそうです。
「こちらも、お客さん4、5人で、2度、フランスの碁会所に遊びに行っています」
「昨日もフランス人カップルが見えましたが、彼ら強いですよ」

常連客の楽しみは、打った後の酒盛り。
夕方になると、碁を打ち終えた客の酒盛りが始まり、それが目当てで夕方に来るお客さんもいます。

木村さん、手料理の酒の肴を振る舞うこともあります。
乾き物やできあいの惣菜ではなく、ご近所を廻って野菜、魚、豆腐などを仕入れ調理するそうです。

「料理、得意なんですね」
「以前、台湾に3年間単身赴任したことがありまして、その時、現地料理ばかり食べていたら死ぬと思い、それから自炊するようになりました。
 お客様さんに食べていただくなら、身体に良い物をと思い作っているだけです」

お客さんの評は、
「彼の作る湯豆腐、最高だよ~」

ローカルな碁会所、いいですね。