趙治勲九段が、開幕2年目の『シニア囲碁リーグ』戦に、『釜山KHエナジー』チームの『第1位指名選手』として参戦しました。
これから1年間、7チームによる前期・後期のダブルリーグを戦い、上位4チームに残ればポストシーズンを戦うことになります。
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画像:TV囲碁 シニアリーグ第2ラウンド第1競技

写真は、7月31日、韓国棋院・TV囲碁スタジオで行われた、趙治勲九段所属の「釜山KHエナジー」対「富川ファンタジア」戦の生中継。
3人一組の対戦で、中央の組の右が趙治勲九段。
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画像:TV囲碁 趙治勲の対局画面(初戦)

驚いたことに、テレビ放映では、初戦、2戦とも、他の二組を差し置いて、ほぼブッ通しで趙治勲戦を放映・解説していました。
8月7日の第2戦までの通算成績は、2勝0敗。

下の図は、今年度「シニア囲碁リーグ」のチーム構成表
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右から一番目が「KHエナジー」 一番上の選手は趙治勲九段で1位指名、黄色い枠は地域縁故の優先獲得のマーク。

シニア囲碁リーグは、KBリーグ、女子リーグに続き、3番目に設立された韓国の囲碁リーグ戦です。
大会総規模は4億1000万ウォン、優勝賞金は3000万ウォン、準優勝賞金は1500万ウォン。(昨年度資料)

全7チームの、第3ラウンド途中の暫定順位は、
順位    チーム       成績     勝率    個人勝ち数
1位   釜山KHエナジー   2勝    100%    5勝
2位   尚州干し柿        1勝    100%    3勝
3位   霊岩月出山       1勝1敗    50%    3勝
以下略

KHエナジー、予想通り序盤から飛ばしています。
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画像:韓国棋院 『韓国囲碁の伝説』第1局 曺薫鉉vs趙治勲

話は変わりますが、2016年、1~2月に行われた特別イベント、「韓国囲碁の伝説」が韓国でものすごい人気になりました。
出場棋士は、趙治勲、曺薫鉉、李昌鎬、劉昌赫、徐奉洙の五人。
この顔ぶれに、囲碁ファンはしびれました。

往年の名棋士に、自分の若い時を重ねたファンも多かったでしょう。

そして、趙治勲に対する人気も根強くあります。
「伝説」の余韻もあり、今年、趙治勲の参加するシニアリーグに、囲碁ファンの注目が集まっています。