NHK“BS歴史館” 『仏教伝来~古代ニッポンの文明開化』を見て、登場した仏像に強い魅力を感じた。
――この仏像たちに会ってみたい。
YSmmYGsb1426840599
法隆寺宝物館の金銅仏

初日、東京・上野公園にある“法隆寺宝物館”。
538年、百済国・聖明王から、倭国・欽明天皇にプレゼントされた、『仏教公伝』の頃の金銅仏が36体。
高さ30センチほどで、キンキラキンの金メッキです。

翌日、飛鳥大仏を見るために、奈良の飛鳥寺に向かいます。
飛鳥寺(法興寺)建立は、百済・渡来人の技術者集団、東漢(やまとのあや)のハイライトシーンです。
有名な止利(とり)仏師は、この技術者集団の一員。

最後に、奈良の東大寺大仏殿へ。
――いつ見ても、ド迫力のある大仏です

古の仏像の、「作風の変遷」を見る旅でした。


大仏を見ての帰りの、奈良近鉄駅。
近所に碁会所があればとタブレットで調べると、ありました。

近鉄奈良駅から100メートル足らず。
――よし、ここに行こう
PuDLprY31426840599
碁会所内風景

駅前の交差点から北に歩くと、すぐに碁会所が右手に見えてきます。
『奈良囲碁センター』です。

間口が狭く奥行きの深い、5階建てのビル。
階段を登り3階に着くと、ガラスドアから碁会所内部が見えます。

客がほとんどいません――
帰ろうかな、と思っていると内部から女性の声で、
「いらっしゃいませー」

ドアを開けると、受付に可愛いお嬢さん。
「見学させてもらっていいですか?」
「どうぞ。 奥の喫煙の部屋で、お客様が打っていますから」

奥の部屋に向かいます。
お客さんが三組打っています。

「失礼しまーす」
「こんにちは~ ダメだね、100目負けそうだね」
訪問した碁会所で、お客さんから返事が返ってきたの、初めてです!

壁に、リーグ戦表が貼り出されています。
六段から9級まで、有段者31名、級位者15名。

受付のお嬢さんと。
「平日なので、お客さんが少ないのかな?」
「ええ、昨日おとといは、一杯だったのですが・・・」
「リーグ戦表、すごい人数ですね」
「はい、土日は混みますね」
「お客さん、入り切れるの?」
「もっと奥に、畳の部屋があって、脚付きの碁盤がありますから。
 外がよく見えますので、若草山の山焼きのときや、飲みながらの碁会にも、よく使われます」

近くに奈良県庁があり、会社も多く、サラリーマン客も多いとのこと。
水曜日は、夜10時まで営業しています。

――この碁会所、お嬢さんもお客さんも、とても気さくです

子供教室や初心者教室もありますので、ご近所の方、ぜひ立ち寄って見てください。


奈良囲碁センター
奈良市高天市町1-1井上ビル3階
0742-26-4035