第30回福祉囲碁東京大会が、
10月29日、東京渋谷の会場で、身体障害者や介助者、福祉囲碁の会員たち合わせて200名以上が参加して行われました。
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大会風景

その中に、視覚障害者の部があります。
“はめ込み式”の碁盤で囲碁を打ちます。弱視の人も全盲の人も。

視覚障害者は、ザッと見たところ20名前後。
棋力は、初心者からアマ七段でで。
19路盤(はめ込み式)で晴眼者と対等に打っていたり、五子置かせて打っている姿もありました。

主催は日本福祉囲碁協会。
視覚障害者や、何らかの障害で碁会所に行けない方たちに、「一から囲碁を教えるボランティア棋士」を派遣しているNPO団体です。

設立して30年、30回目の大会です。
お祝いに、大阪から関西棋院の森野節男九段や、韓国から視覚障害棋士・ソンジュンテッ氏(アマ七段)らが姿を見せ、大会を盛り上げていました。
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視障者の碁に手入れする森野節男プロ

今大会から、初めて「視覚障害者初心者クラス」が設けられ、
北身館(川崎市北部身体障害者福祉会館)から、4名が初参加しました。

日本福祉囲碁協会のスタッフが、一組に一人付き、着手読み上げます。

大会終了後、
「新川さん、成績はいかがでした?」
「2勝2敗1引き分けでした」
 
「半年前の取材では、ちょっと元気なかったようですが・・・」
「ええ、おかげさまで、なんとか続けています。
 これからもがんばるつもりです。

新川さんご夫妻、とても嬉しそうでした。

日本福祉囲碁協会の皆さん、ご苦労さまでした。