『ひがしおかやま囲碁サロン』の取材が無事終わりました。

「お礼に一席設けましょう」と佐田紀真さんを誘うと、
「ここは岡山ですから」と、駅近くの“福寿司”に連れて行かれました。

佐田さん、佐田篤史四段(関西棋院)のお父さんです。
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福寿司

あとに付いて暖簾をくぐると、
「町内会長、いらっしゃい!」
――佐田さん、町内会長なんだ

「ゴンさん、食事は?」
「私は、刺し身と冷酒があれば・・・」
「じゃあ、大将、鰆(さわら)がいいね」
「鰆は今が旬で、脂がのっていて、旨いですよ。
 冷酒はどうします?」
「辛口で、すっきりしたの、ありますか?」
「では、温羅(うら)がいいでしょう」
「ゴンさん、“うら”って、岡山弁で“鬼”のことなんですよ」
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上の三切れが鰆
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まぼろしの珍味、鰆のカラスミ

――さわらって、こんなに旨い魚だったんだ
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佐田紀真さん(左)と、福寿司の大将

福寿司は、先々代から続く地元の有名寿し店。
大将とは、同じ石井町内会、同じ石井幼稚園から石井中学まで。
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鰆丼
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「篤史君は、いつ頃から碁を覚えたのですか?」
「4歳のころです。
 おじいちゃん(昌弘さん)の家で」

「悪い癖をつけないようにと、
 電話帳でプロ棋士を探すと、近くに“角慎介”六段がいました」

「中学に入る頃、“プロになりたい”と言い出しましてね。
 おじいちゃんは猛反対でしたが、
 中学卒業後、関西棋院の囲碁研修寮(永究塾)に入りました」


食後、コーヒーを誘われ、佐田さんのご自宅へ――

「お邪魔しま~す」

居間に入ると、奥さん(京子さん)が快く迎えてくれます。
テーブルには、茶道具とお茶碗が六器。

灰色のお茶碗を両手に持ち、
「これで、いただけますか?」

――思わぬ展開で、写真を取るのを忘れています

「どなたに茶を教わったのですか?」
「主人の母(暁さん)です。裏千家です。
 母から、茶碗を46器も頂きました」
――すごい

ご両親の写真を見せて頂きました。
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「篤史君、お父さんとおじいちゃんから、碁を覚えたのですってね」
「はい、でも、母もかなり碁を打ちますよ」
――え? 茶を点てて碁を打って、
  まるで江戸時代の小説、“囲碁小町”です


「入段が決まった日、本人から電話がありまして」
「何と、言っていましたか?」
「『全勝しました。
  入段が決まりました。
  ありがとうございました』、って」
――こんなセリフ、子供から言われたら親はたまらないね

「うちの親父、入段が決まると、手のひらを返したように喜んでいた」
京子さん、
「でも、子供が二人とも出ていって、淋しい」

(妹の桜さん、囲碁インストラクターで、現在二人で神戸の賃貸マンション住まい)


佐田篤史さんのツイッター
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中国囲碁リーグの記事です。
彼の所属チームが、今年6月、“丙リーグ”から“乙リーグ”に昇格しました。
リーグ戦期間中、篤史君、勝ち越しです。

日本の棋士が、中国リーグに参加しているとは知りませんでした。
上の写真を見ると、現在、8名が参加しているようです。
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佐田京子さん
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子を想う親の気持ち、伝わってきます。


篤史君、”子ども囲碁教室”にも熱心ですが、ここでは割愛します。

――今日は楽しい一日でした

佐田様、ありがとうございました。