“日本三名園”なので、まァ、見ておこうか。
そんなつもりで行った、“岡山・後楽園”。
しかし、予想ハズレでした。
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シンプルで、さり気なく意匠を凝らした素晴らしい庭園です。
三名園の中で、一番のおすすめです。

豪華絢爛な庭園が好きなら、“金沢・兼六園”でしょう。

後楽園、観光資源として充分に活用されていないようです。
岡山駅から、車でたった5~6分なのに、不便なバス便のみ。

シャトルバスを走らすべきでしょう。
20分に1本走らせて、無料にして、宣伝して・・・

――バス会社とタクシー会社が反対しますね


岡山県出身の、佐田篤史四段(関西棋院)。
バリバリの若手プロです

彼の自宅に電話をすると、出てきたのはお父さん。
「篤史は時間が取れないので、私が車でご案内します」
――お父さんが直々に・・・
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案内された碁会所は、市内から離れた郊外の川辺り――

『ひがしおかやま囲碁サロン』です。
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1階が仕出し弁当屋さんで、2階が碁会所のようです。
写真左側には、広い駐車場があります。
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1階の入口を入り、すぐに右の階段を登り、碁会所です。
靴を脱いで、板の間に上がります。
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広い碁会所です。
碁盤は、ゆったり32面並べてありますが、大会では50面以上になります。

平日の午後2時過ぎ。
客が多く、女性客もいます。
静かに、奥の方に一列に並んでいるので、試合かと思いました。
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席亭の柘植春男さん

席亭の柘植春男さん、77歳、五段

「靴を脱いで上がる碁会所、珍しいですね」
「韓国にもよくあるでしょう。
 昔、韓国の碁会所、大分回ったな~」

「碁会所を始めるキッカケは?」
「碁が面白かったから、職業にしちゃえ、と。
 その前? 土建屋。瀬戸大橋が最後の仕事だった」

「なぜ、こんな遠いところに碁会所を?」
「駐車場のせいです(笑)」

22年前にオープンした碁会所は、隣にスーパーマーケットの駐車場がありました。
7年前、スーパーも駐車場もなくなると、客が来なくなったので、
広い駐車場のあるここに引っ越しました。

――地方都市の碁会所のキーワードは、駐車場か
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柘植さんたちと話していると、一人の元気なお父さんが近づいてきて、
「道楽で、日本中を回っているのかね?」
「道楽とは、趣旨が違いますが」
「ほ~、どう違うのかね?」
――話題を変えた方がいい

「岡山には何がありますか?」
「何にもね~だろう」
――後楽園や備前焼があるでしょう

「県民性は?」
「皆んな、裕福だ」
すると隣の客が
「協調性がないことだ!
 関ヶ原の戦いも、三木城の戦いも、それで岡山が負けた!」
元気なお父さん、席を離れて行きました。
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『ひがしおかやま囲碁サロン』は、日本棋院岡山支部でもあります。
会員は、130人以上。

ここは、『ヒカルの碁スクール・岡山校』でもあり、今年で18期目。
1期生に、谷口徹三段、内海晃希二段(共に関西棋院)がいます。

「20年前、毎日80人来ていた客が、
 子ども教室を始めて禁煙にしたら、一日40人になっちゃった(笑)」

「経営的に? う~ん、”年金”を大分注ぎ込んでいる。
 女房に怒られても続けている。
 碁会所は、経営じゃないと思う」
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「これだけは強調したい。
 この雑誌のように、『こども棋聖戦』は、この岡山県で開催している」

柘植さんのプライドです。


ひがしおかやま囲碁サロン
岡山県岡山市中区中島5-6
086-206-2241