森野節男・関西棋院九段です。
東日本ではあまり知られていませんが、視覚障害者囲碁では有名な先生です。
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[96]51-1234
囲碁普及に、桁違いに熱心です。

視覚障害者への囲碁普及活動は、大阪を中心に35年にも及びます。
盲学校への普及は、大阪以外の他府県にも広がっています。

盲学校の場合、大阪大、大阪市立大、京都大、立命館大の囲碁部の学生達を動員し、指導に赴かせました。
作戦会議は、森野先生の経営する碁会所『囲碁倶楽部爛柯』
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『囲碁倶楽部爛柯』(大阪・梅田)

一般の子どもへの囲碁普及にも熱心です。

北海道から沖縄まで網羅する、『全国子ども囲碁チャンピオン戦』は、
菊池康郎・緑星学園主宰者(東京)、
馬場滋・日本棋院中部総本部九段(名古屋)、
森野節男・関西棋院九段(大阪)、の三人が共同代表です。

彼の活動力、組織力、素晴らしいです。


視覚障害者囲碁大会では、審判長として19路盤の判定に大忙しです。

協会役員が、
「森野先生、こちらの判定、お願いします」
碁盤を凝視していた先生、
「もう少し、打ってみて・・・」

しばらくして、
「森野先生、判定を・・・」
「う~ん、もう少し!」

しばらくして、
「先生、これでどうでしょうか」
「う~~ん、もう少し!」
「せんせ~、次の競技の時間が・・・(笑)」