昨年、趣旨に賛同して日本福祉囲碁協会に入会した滝沢千晴さん。
さて、何をお手伝いできるか思案していました。
わたしにできることは、指導碁ぐらいか――
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申し出を受けた福祉囲碁協会、快く受け入れました。
「滝沢さんのご厚意、ありがたいです」(佐野利昭会長)

――でも、どのくらいの技量の持ち主か、疑問の会員もいたでしょうね

――強いだけでは、指導碁とは言えないでしょう
  生徒さんの納得できる『手直し』ができるかどうか、がポイントでしょう

福祉囲碁協会では、会員(ボランティア棋士)の棋力向上のため、多様なプログラムを実施しています。

指導碁もそのうちの一つ。
師範は、協会顧問の曲励起九段。
長年、福祉囲碁協会の会員たちに指導碁を行っています。

しかし、94歳になられた曲九段、会員250人を相手の指導碁、大変です。
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滝沢さん、今年1月から、定期的に指導碁のお手伝いをすることになりました。
場所は、新宿囲碁センター。

初回の初顔合わせ。
世話役の上田元さんが、生徒さんを紹介します。

初めての指導碁なので遠慮しているのか、負担を掛けまいとしているのか、生徒さんは4名。
棋力は六段から3級。
お名前を挙げますと、池田興昭六段、平林利康五段、市川昭子二段、荻原歌子3級。
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佐野利昭会長(左)もいらしています。
「はじめて会員がお世話になるので――」
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指導碁の後は手直し。
全員の対局が終わった後、一人ずつ、初手から並び替えして疑問手や応対の仕方を検討します。
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指導碁の後、皆さんご一緒に昼食です。
滝沢さん、協会の要望で相談役に就任されたそうです。
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日本福祉囲碁協会は、『囲碁を通して社会に奉仕するボランティア団体』(会報)ですが、
会員たちは年会費を払い、自費で交通費を払い、お相手さんを訪ねて囲碁を打ちます。
滝沢さんも年会費を払い、無料で場所を提供し、指導碁を打っています。

――全員無報酬の協会の方たちに、いつも感心しています