韓国では、11月5日が『囲碁の日』になりました。
法律で定めた、法定記念日です。
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画像:韓国棋院 囲碁振興法を発議した曺薰鉉・国会議員

――11月5日に、何かいいことがあるのか?
  あります。

来年から11月5日は、
囲碁団体が囲碁大会をしたいと言えば、国や地方自治体は、それを支援することになりました。
つまり、11月5日は、韓国中で囲碁大会が開かれることになります。

韓国棋院ホームページによると、
これは、今年成立・施行された『囲碁振興法』によるもの。

囲碁振興法は、曺薰鉉が発議・推進しました。
曺薰鉉、2年半前に国会議員に当選し、今は棋士と議員の二足のわらじです。
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画像:韓国棋院 関係機関の来賓と国会議員、プロ棋士たち

11月5日、第1回囲碁の日の記念式が行われ、囲碁関係者、国会議員、関係機関の400人が参席して、法律施行を祝いました。


――囲碁振興法は、囲碁界にどんな恩恵をもたらすのでしょう?

囲碁振興法の骨子は、
〇 囲碁振興のための国家及び地方自治団体の責務
〇 囲碁振興基本計画の樹立・施行
〇 囲碁団体への支援、及び囲碁専用競技場の造成
〇 囲碁研究活動、及び国際交流、海外拡散支援、等々

この法律は、韓国囲碁界に計り知れない効果をもたらすでしょう。
予算獲得と関係機関の協力次第ですが・・・

――そういえば、文在寅・大統領、囲碁六段ですね
  2年前、大統領になられる前に韓国棋院を訪ねた時、「最近、あまり打つことがなくて・・・」とおっしゃっていました。(韓国棋院ホームページ)


囲碁振興法をめぐり、囲碁界ではその対象部門や、方法論・効果について、話題に上り始めています。
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画像:韓国棋院 幼稚部の囲碁教室風景 2016年度

目先の対象として――
韓国棋院が、2011年から行っている“囲碁普及事業”。
韓国棋院が、全国の自治団体と地元アマチュア棋士と協力して行う、6ヶ月間の囲碁教室です。
部門は、幼稚部、女性、多文化、障害者、老人、学生。

2016年度までの延べ数は、995教室、33,650人。
2017年度は、全国154教室の公募に対して278の応募、倍率1.8倍。
ここには、すぐに予算が入るでしょう。
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画像:韓国棋院 教育セミナーを修了したアマ棋士たち 2018年度

アマ棋士の動きとして――
韓国棋院が、囲碁指導者の技量を高めるための“囲碁指導者教育セミナー”。
最近行われた3日間のセミナーに、全国から60名以上のアマ棋士が参加し、11月11日、45名が修了証を受領しました。

今後、アマ棋士指導員の需要拡大が見込まれています。
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画像:韓国棋院 華城市小学校の囲碁授業風景

囲碁振興法施行を先取りして――
京畿道華城市(ファソン市)は、4月から、管内の小学校21校366学級(10,230人)で、正規教科の課程である“創意的体験活動”の時間に、囲碁授業を取り入れました。


――韓国で“囲碁皇帝”と呼ばれる曺薰鉉、大きな仕事をしました
  いや、序盤戦が終わったばかりで、これからむずかしい中盤戦です

なぜ、11月5日なのだろう? と思っていたら、
韓国の現代囲碁の開拓者・故趙南哲氏が、ソウル南山洞に韓国棋院の前身である“漢城棋院”を設立した日が、1945年11月5日でした。