行こう行こうと思いながら、つい引き延ばしていたのが、大阪・梅田にある『囲碁倶楽部爛柯』
入場料、2500円の碁会所です。
[60]1_3968
大阪駅前第3ビル

道頓堀近くのホテルに荷物をほどき、なんば駅から地下鉄御堂筋線に乗り、北へ四つ目の駅・梅田駅で下車します。
地上に出ると、周りは高層ビルばかり。
――さあ 困った。どのビルだろう?

スマートフォンの地図アプリを頼りに、迷子になりながら大阪駅前第3ビルにたどり着きました。
――このビルの17階か
[60]2_3988
囲碁倶楽部爛柯 入口

入口は小さいのですが、中に入ると、室内は思っていたより広いです。
オーナーの森野節男九段がいらっしゃいます。
「ご無沙汰しております。
 先に、室内の写真を撮らせて下さい」
[60]13_3991
碁会所風景 手前は可愛い事務員さん
[60]5_4004
碁会所風景
[60]6_4058
指導碁席
[60]7_4012
和室

この碁会所、ゆうに60坪は越えるでしょう。
テーブル席と、和室が二部屋。
碁盤は、2寸の碁盤が50面、本榧碁盤が10面ほど。
碁石は、すべて37号で統一しています。

今日は、平日の午後3時過ぎ――
囲碁教室の終わった生徒さんが、20人ほど碁を打っています。
[60]8_4007
カウンターバー
[60]9_4018
食器棚

室内のインテリアが、他の碁会所と少々違います。
元の経営者が、ここで碁会所を開き(碁盤15面)、グランドピアノなどを配置し、カウンターやソファーで洋酒を飲ませるお店でした。

35年前、森野九段が碁会所を引き継ぎ、ピアノなどをバサーッと片付け、今の碁会所になりました。
[60]3_4069
森野節男九段・関西棋院

プロ棋士では珍しい碁会所オーナー、森野節男九段。
17歳でプロ入段、現在68歳です。

アイスコーヒーを頂きながらインタビューです。

「33歳で碁会所経営、どういうお気持ちだったのですか?」
「う~ん、当時、思い付きで何でもするから・・・
 よく覚えていないな~」
――照れていらっしゃるのかな?

「碁会所経営の柱は?」
「主に囲碁教室だね。そして指導碁。
 プロ棋士やアマトップ棋士たちに協力してもらっている。
 他は、一般客だね」

「入場料が2500円! 高くないですか?」
「指導碁が最初の一局、500円だから、トータル3000円なんだ。
 東京で、プロ棋士に指導碁を受けたら、いくらかかる?」

「各方面の囲碁普及に、ご熱心ですね」
「自分ができる範囲での、ボランティアだと思っている。
 女房が、ああしろ、こうしろと言うから、そうしています」
[60]morino
森野ご夫妻
[60]10-08edf
手直しをする森野節男九段(左上) 第30回福祉囲碁東京大会 2012年度

視覚障害者の囲碁普及では、パイオニア的存在です。
東京で毎年開かれる『視覚障害者囲碁大会』(日本福祉囲碁協会主催)に、常に審判長として招かれています。
昨年11月、奈良で初めて開かれた『視覚障害者囲碁世界選手権』の開催に携わり、審判長を務めました。
[60]12_4114
なお、
全国こども囲碁普及会、の代表であり、
関西プロ棋士養成の永究塾、の塾長です。

囲碁倶楽部爛柯
大阪府大阪市北区梅田1-1 大阪駅前第3ビル17F
06-4796-4115