暑いですね~、暑気払いでもしましょう~
日本福祉囲碁協会の、知り合いのボランティア棋士に電話すると、
いいですね~、じゃあ、今度の土曜日、北身館の帰りでは?
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今日の大事な出演者
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北身館(川崎市北部身体障害者福祉会館)

福祉囲碁協会では、北身館で、月3回、視覚障害者に囲碁の普及活動をしています。
5年ほど続いていて、生徒さんは約12名。

囲碁教室の終わる頃、ぶらっと伺い、何かの資料にと『生徒さん達』の姿を。
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囲碁教室

8月初旬の猛暑日、さすがに人数が少なく、生徒さん5名、ボランティア棋士3名でした。
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右列手前から、仲亀さん、吉永さん、左列手前が、新川さん

仲亀さん、「この暑さで、白菜が高いのよね~」
新川さん、「ホント、困るわ~」
対局中に、野菜の値段の話。
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松本さん(右)

ボランティア棋士、「弱い石がなくなったら、先手の寄せよ!」
松本さん、「このハネでいいのかな」
ボランティア棋士、「いやだ~、私が負けちゃったじゃない」
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栃村さん(右)

ラフな撮影が終わって周りを見ると、初めて、部屋の隅でスヤスヤ寝ている“盲導犬”に気が付きました。
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まだ、二歳だそうです

――え? 誰が連れてきたの?
  連日の猛暑で、盲導犬も夏バテかな

やがて3時になり囲碁教室が終わると、ワンちゃん、部屋の中央に行き、ご主人の方を見ています。
犬に近づき、両手で首を撫でたのは、9路盤を打っていた吉永さん。
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吉永さん(左)と盲導犬

彼女のワンちゃんだったんだ。
盲導犬を連れて(いや、連れられて)、囲碁教室にきていたのですね。

JR溝ノ口駅近くの居酒屋で――

「吉永さん、筋が良さそうですね」
「彼女、もともと将棋を指していたそうです」
「将棋をしていた人が碁を打つと、上達が速いそうですね~」
「若さもあるし、今日で、3回目くらいかな?」
「北身館の、秘密兵器になりそうですね」

「部屋の奥にいた二人、気が付きましたか?」
「ええ、普通の碁盤で打っていたましたね」
「谷島さん(視覚障害者)と小林さん(身体障害者)で、川崎視障協囲碁の会の会員です」

「そう言えば、ご高齢者や、視覚障害者・身体障害者の方々の合同囲碁大会、そろそろですね?」
「ええ、10月です。”福祉囲碁東京大会”です」
「たしか、36年目に・・・」

このあと、福祉の話や大会運営の話で楽しい暑気払いでした。